大阪市東成区 – 日本古来の技術で治療する「鍼灸」と「整体」の治療院
悠身堂鍼灸整体院 - 大阪府大阪市

鍼灸と自律神経

" 鍼灸 "

2019年1月8日

こんにちは。

悠身堂鍼灸整体院の久保田です。

 

突然ですが、みなさんストレスって感じたことありますか?

ストレスをまったく感じたことがないという方は少ないのではないでしょうか。

 

人生を送る中でいろんな出来事があります。子どもの頃から考えても「学校」「勉強」「行事」「気候」などがありますし、大人になってからも「仕事」「生活」「人間関係」「結婚」「家族」などがあります。このような出来事は上手くいけば問題ないですが、少し狂うとストレスになります。

 

このようにストレスというのは生活の中で切っても切り離せないものですが、このストレスが人間の自律神経と密接に関わっています。

 

 

 

 

セリエのストレス学説

 

ストレスを語るうえでよく持ちだされるのがセリエのストレス学説です。

これはカナダ人生理学者のハンス・セリエという方が、人間がストレスを受けたときにどのような反応の過程をしていくのかを提唱したものです。

 

まずストレスを引き起こすものをストレッサーといいますが、このストレッサーには大きく分けて4つあります。

①物理的ストレッサー→直接体に加わる力や環境

②科学的ストレッサー→薬物や化学物質などの化学薬品

③生物的ストレッサー→細菌やウイルス

④精神的ストレッサー→怒り、喜び、悲しみなど感情の変化

 

これらのストレッサーを受けることでストレスを感じるわけですが、ストレスが生じると身体は次のような反応を起こします。

①警告反応期

②抵抗期

③疲憊期

 

警告反応期はストレスに対する準備、抵抗期はストレスに負けないように戦っている状態、疲憊期はストレスに抵抗できなくなって疲れてしまった状態という風に考えてください。

人間がストレッサーを受けるとこのような反応が起こりますが、抵抗期にストレッサーが弱まったりなくなると疲憊期になることはないです。しかし、ストレスが持続しすぎると疲憊してしまいます。

 

実際に今どの時期になっているというのを厳密に線引きするのは困難ですが、なるべく早期にストレッサーに対処することが非常に大切です。

 

 

自律神経とは

 

次に自律神経についてですが、自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経からなっていて、それぞれが優位性を変化させながら身体の状態を正常に保ってくれているものです。これは自分の意思で働かせることはできず、身体外部や内部の状態を一定に保つために自動的に働くようになっています。

 

ではこの交感神経と副交感神経にどのような働きがあるのかというと、交感神経は「興奮と運動」副交感神経は「安静と回復」を主な作用としています。

つまり交感神経は血圧を上げたり、血流を増加させて活発に動きやすい身体を準備し、副交感神経は消化吸収を高め、エネルギーを蓄積して身体の休息と回復させるように働いています。

 

 

ストレスと自律神経

 

ではストレスが生じると自律神経はどのような反応をするのでしょうか。

 

まず何らかのストレッサーが身体に影響を与えて警告反応期になると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて外部環境への適応ができない状態になりますが、この警告反応期は比較的早く終わり、特に大きな症状を発症せずに次の抵抗期に変わります。

 

抵抗期になると主に交感神経が活発に働き、ストレッサーへの適応反応が完成します。この時期はストレッサーに適応しているので身体としては安定しているように感じるのですが、無意識下で交感神経は活発に働いているので徐々に身体各所に痛みなどいろんな反応や症状がでてきます。

 

ストレッサーが少なくなったりなくならずに抵抗できなくなると疲憊期になります。疲憊期になると自律神経の働きそのものも低下してしまい、それに伴い強い症状が続いてしまうと身体は疲れ、シビレや冷えなどの症状がでてきます。

 

 

自律神経の鍼灸治療

 

ストレスが長期に生じ、自律神経のバランスが乱れ特に交感神経が過剰に働きすぎると痛みだけでなく、動悸や息切れ、精神不安定、頭痛、不眠、食欲不振など様々な症状がでてきます。

 

またこのような症状がでてきて病院に行ったものの原因がわからず自律神経失調症という診断を受けた方も多くいらっしゃると思います。

 

このように自律神経の乱れが引き起こしている症状に対して鍼灸治療では、まず患者さんの状態を把握するところから始まります。

 

具体的にはその症状がどのような経過を辿っているのかや現在の生活環境のことを聞き、その後患者さんの脈やお腹の固さ、ツボの圧痛などをチェックして総合的に身体がどういう状態なのか判断します。

特に自律神経のバランスが崩れている方は脈とお腹の反応が顕著で、交感神経が過剰に働きすぎている方は、数脈という1分間に80拍以上の脈や緊脈という尖ったように感じる脈になっていることが多く、お腹も全体が固く圧痛が強いという方が多いです。

 

東洋医学的な診断で患者さんの状態を総合的に判断し、ツボを選び鍼やお灸をしていくと患者さんの身体が変化していくのがわかります。患者さんとその場で変化を共有できるのが鍼灸治療のとても魅力的なところだと思います。

 

今、ストレスを多く抱えていたり身体に痛みなどさまざまな症状がでてきている方は我慢せずに、鍼灸治療を受けることをオススメします。

 

悩みを一人で抱えるのはしんどいです。1分でも早く1歩を踏み出しましょう。

 


この記事を書いた人

悠身堂鍼灸整体院 院長の久保田です。
高校生の時にケガをしたのをきっかけに治療や運動療法に興味を持ち、今の仕事を志し、鍼灸師になってからは大阪の鍼灸院、整骨院で年間約5000名の患者さんの施術を行ってきました。
色々な情報や身近で起こったこと、気になることなどを書いていきたいと思います。

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