風邪をひいたときにやるべき3つの対処法

こんにちは久保田です。
先日不覚にも風邪をひいてしまい、ここ2日間くらい体調がすぐれません。熱はなく喉というか鼻の奥の方が痛み、頭がぼーっとする程度なので仕事はできています。
ところで皆さんは風邪をひいたときどのように対処されていますか?
薬は飲まない
ちなみに僕は風邪のときは基本的に薬は飲みません。
喉や鼻の痛み程度ではもちろん40度近い高熱が出ても解熱剤などは飲みません。
なるべく自然に治癒したいという特に根拠もない考え方があるので薬は飲まないようにしています。
ただ決して飲まないのがいいというわけではないので、皆さんしんどいときは薬飲んでくださいね。
薬は飲まないのですが、その代わり風邪をひいたときに意識して行なっていることが3つありますので紹介したいと思います。
汗をかく
まず一つめは汗をかくということです。
東洋医学でも風邪など急性の症状のときなどに問診で「汗の有無を問う」というのがあります。
なぜなら同じ風邪でも汗が出ているか出ていないのかによって、処方する内容が違うからです。
皆さんも風邪をひかれたときに汗が出ているかどうかチェックしてみてください。
僕は風邪をひいたとき汗があまり出なくなるので、意識的に汗をかくようにしています。
その方法としてさすがに風邪をひいているときに体を動かすのはしんどいので運動はしませんが、湯船に熱めのお湯を溜めて汗が出るまで浸かったり、発散しやすくなるように生姜やネギを多く食べるようにしています。
汗が出にくいタイプの風邪のときにこのようにして、汗腺が開き汗をかくと症状が早く快復します。
風邪をひいて汗が出ていないときはぜひ汗をかくようにしてみてください。
ちなみに汗が出ているときは意識的に汗を出さなくてもいいと思います。
水分を多めにとる
2つめは水分を多めにとるということです。
これには理由が2つあります。
1つは先ほどの汗をかくということにも関係があるのですが、そもそも水分量が足りていないと汗をかきづらいということと、また汗をかくことで水分不足になりやすいという理由です。
水分を多めにとることで汗をかきやすい状態にし、その後の脱水も防いでくれる効果があるので目安としては喉が乾く前には飲むようにしています。
2つめの理由は身体の機能を正常に保つためです。
人の身体の60%は水分ということもありますし、その水分がないと免疫など風邪から快復させていくための細胞が働くための身体の環境を整えることができません。
この2つめの理由に関しては水分だけでなく栄養も重要なので、風邪をひいたときは少し無理をしてでもよく食べよく飲むようにしましょう。
お灸をすえる
3つめはお灸をすえることです。
ようやく鍼灸師らしい対処法が出てきました。
鍼灸治療は風邪の治療にもとても有効です。
もちろん鍼も効果的なのですが、個人的にはお灸がとてもよく効くように感じています。
僕が風邪のときに用いるお灸は皮膚に直接もぐさを置いて行う「直接灸」です。
米粒くらいの大きさのもぐさを皮膚の上で燃やして軽い火傷の痕を作ります。
一瞬ピリッとした熱さを感じるのですが、この軽い火傷の痕ができることでそれを修復するために免疫細胞が活発に働くようになります。
そして結果的に身体も元気になり風邪も早く治ることにつながります。
またピリッとした熱さの刺激が風邪でぼーっとしている脳をハッキリさせてくれるような感覚もあります。
市販でもお灸は手に入りますので皆さんもご自身に合うお灸を探してみて、風邪のときだけでなく習慣として自宅で行なってみてください。
ちなみに風邪のときにオススメのツボは「太渓」「曲池」「大椎」です。
今回は風邪をひいたときの対処法を書きましたが、風邪をひかないのが一番理想です。
手洗いうがいなど予防をしっかりして、健康な毎日を過ごせるようにしましょう。
悠身堂鍼灸整体院
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悠身堂鍼灸整体院 院長の久保田です。
高校生の時にケガをしたのをきっかけに治療や運動療法に興味を持ち、今の仕事を志し、鍼灸師になってからは大阪の鍼灸院、整骨院で年間約5000名の患者さんの施術を行ってきました。
色々な情報や身近で起こったこと、気になることなどを書いていきたいと思います。